過眠症の診断基準や原因って?過眠症について知っておくべきことまとめ

十分に睡眠をとっているにもかかわらず、日中に眠気が遅い起きていられないなんてことはありませんか?
そんな症状に心当たりがある方は過眠症の可能性があります。しかし、日中の眠気子どもから大人までほぼ全員に起こりうること。
過眠症の判断基準を自分で探るのは難しいとも言われいています。この記事では、過眠症の診断基準や原因、過眠症予防の知識などをご紹介していきます。

過眠症とは?

過眠症とは?

過眠症とは、夜しっかり寝たにもかかわらず日中に起きていることが困難なほど眠気が襲ってきてしまうことを指します。

健康な人でも日中眠くなることはありますが、過眠症の場合は、通常では起きていられるような
会議の際や顧客との商談など重要な場面でも眠気に勝てず寝てしまうこともあります。

集中力の低下や居眠りだけでなく、転倒や居眠り運転で交通事故を引き起こしてしまう場合もあるので、注意が必要です。

過眠症の原因

過眠症の原因には大きく分けて2つあります。

・脳内の覚醒維持機能に何らかの異常がある
・睡眠不足によるもの

過眠症の原因の中で最も多いのもは睡眠不足による不眠と言われていますが、その他にも、睡眠時の無呼吸症候群、うつなどの感情障害など過眠症の原因はさまざまです。

何らかの理由により、夜間の睡眠の質が悪いと熟睡することができず、日中に眠気に襲われてしまいます。
子どもの頃から長時間の睡眠をしてしまう場合は、遺伝子的な原因も考えられます。

過眠症には3つのタイプがある

・ナルコレプシー
・突発性過眠症
・反復性過眠症

ナルコレプシー

過眠症の代表的なものと言えるのがナルコレプシーです。
世界的には1,000人〜2,000人に1人に見られる病気と言われており、10代で発症することが多いという特徴があります。

主な症状は日中に耐えられないほどの眠気や、自分でも気がつかないうちに突然居眠りをしてしまうことがあります。
目を覚ます役割であるオレキシンといわれるタンパク質を作り出すことができないことが原因とされています。

突発性過眠症

ナルコレプシーの診断基準に当てはまらず過眠症の疑いがあるものを特発生過眠症と言います。

最低10時間の仮眠や、短時間の仮眠をした場合は逆に眠気さが残ってしまい、ナルコレプシーと比較すると途中覚醒が少ないことが特徴といえます。また、長時間睡眠時間を確保できても、目覚めた時に爽快感を得ることができないのも特徴の一つです。

反復性過眠症

過剰な眠気と長時間に渡る睡眠が繰り返されるのが反復性過眠症です。
非常に稀な疾患で、女性よりも男性に多いと言われています。

数日数週間続く過眠症が年に10回以上見られることが特徴。
その他にも夢を似ているような非現実感を訴えたり、衝動的な行動が観察される場合もあります。

過眠症への対処法

基本的に過眠症の疑いがある場合は、医療機関への診断をおすすめします。

場合によっては覚醒維持剤などの処方をされますが、自分で気をつけられる対処法もあるので気をつけて見ましょう。

・日々の生活リズムを気をつけてみる
・睡眠の質を上げ、睡眠時間を確保する
・過労を避ける

自分で過眠症診断ができるサイト

Suimin.Net

 

睡眠に関する知識が詰まったサイト。
過眠症だけでなく、不眠や睡眠の質を上げる情報など、睡眠に関するさまざまな知識を得ることができます。

公式サイト

過眠症の杜

過眠症に特化した情報サイト。

過眠症の原因や症状、医療機関へのアクセスなどもこのサイトを通して行うことができます。

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